新築一戸建ての住宅ローン!事前審査や契約までの流れは?

公開日:2022/10/15  最終更新日:2022/08/29


夢の新築一戸建てですが、現金で即購入できる方はほとんどいないでしょう。基本的には住宅ローンを組むことになりますが、そこで気になるのが事前審査や契約までの流れです。当記事では住宅ローンの事前審査および契約までの流れ、さらに注文住宅と建売住宅の返済プランについて徹底解説します。ぜひ、じっくり読んでみてください。

住宅ローンの事前審査とは

住宅物件を気に入り、購入を申し込むと購入の意思表示をしたことになり、住宅ローンの事前審査を受けます。購入予定の物件が決まってから始まるのが一般的であり、事前審査を突破できれば、本審査でも基本的に同じ結果(融資対応)が出ます。

事前審査に必要なものとは

事前審査では申込書を記入し、不動産業者を介して銀行等の金融機関に提出します。そのほかにもいくつかの必要書類があり、運転免許証や健康保険証などの本人確認書類、源泉徴収票および確定申告書などの収入証明書、さらに物件資料も求められます。必要書類は基本的に不動産業者から指定されるので、そちらを用意すれば問題ありません。

事前審査で落ちる理由

住宅審査の事前審査で落ちてしまう方は少なくありません。その理由として最も大きいのが、年収から見た住宅ローンお金額の高さにあります。一般的なクレジットカード審査やカードローン審査と同様に、住宅ローン審査も返済能力を重視します。融資する金額を返済できる能力があると判断されれば、審査に通過できる可能性は高いです。しかし、返済能力を超えた融資と判断されると審査落ちになる可能性があります。

ちなみに、クレジットカードに多額のキャッシング利用があったり、消費者金融を現在進行系で利用していたりすると、審査に落ちる確率が高まるといった話もあります。

事前審査を受けないとどうなる

事前審査無しで、本審査を受けること自体は可能です。ただ、事前審査を受けずに物件を契約したうえで本審査に落ちた場合は手付金が返済されないので、事前審査は必ず受けましょう。

住宅ローンを契約するまでの流れ

ここでは住宅ローン契約をするまでの流れを簡単に解説します。

1.物件を探す

まず、購入する物件を探すことから始まります。そもそも購入希望の物件がなければ、いくら融資を受けたらいいのか分かりません。ちなみに、物件の購入金額の上限は、おおよそですが、年収の5倍程度が目安とされています。そのあたりを基準として物件を探してはいかがでしょうか。

2.住宅ローン(金融機関)を決定する

物件の目星がついたら、住宅ローンを契約する金融機関を決定します。住宅メーカーや不動産会社を介して購入する予定の場合は、提携している金融機関を紹介してもらうのも手続きが省けるなどメリットもあるため、おすすめです。一方、自分で探すことも問題ありません。金利タイプや手数料などを比較し、適切なところがあったら、まずは相談してみましょう。

3.事前審査を受ける

自薦審査と呼ばれる仮審査で、希望額の融資が可能日判断してもらいます。個人信用情報のチェックも行われるため、滞納等があると審査落ちになる可能性が高まるので注意してください。事前審査の結果は、3日から1週間程度で出るとされています。

4.物件の購入契約

事前審査を通過できたら、物件の購入契約を結びます。契約を結ぶと、以後その内容にそって進んでいくので、気になる部分があったら契約を結ぶ前に質問して、不安を解消しましょう。

5.本審査の申込み

物件の購入契約が完了したら、住宅ローンの本審査が行われます。審査期間は10日から2週間程度が目安であり、基本的に事前審査に突破している場合は、そのまま通過します。しかし、本審査と異なるケースがないわけではないので、別の資金調達方法も考えておくと良いでしょう。

6.住宅ローンの契約

本審査に通過できたら、いよいよ住宅ローンを契約します。金融機関とあなたの身の契約となるため、不動産会社は関与しません。そのため、契約内容に不備がないように、必ず確認したうえで契約を結ぶか判断しましょう。

注文住宅と建売住宅では返済プランが変わる?

注文住宅と建売住宅では、返済プランが若干変わります。大きな違いになるのが、注文住宅の場合は選考して土地代金の手付金が必要になるという部分です。建売住宅は、申込時に10万円程度の申込金を支払います。一方の注文住宅は、手付金として土地代金の5%から10%が必要になるわけです。

したがって、土地代金が2,000万円であった場合は、手付金だけで100万円から200万円も必要となります。注文住宅の購入を検討している方は、手付金については、事前に不動産会社側などから説明を受けておくと良いでしょう。

まとめ

新築一戸建ての住宅ローンについて詳しくお伝えしました。事前審査は受けなくても構いませんが、手付金が返ってこない恐れがあるため、必ず事前審査を受けましょう。事前審査から住宅ローン契約までの流れも紹介したので、参考にしてもらえたら幸いです。注文住宅と建売住宅では返済プランが若干変わり、とくに手付金額に大きな違いが生まれます。注文住宅のほうが高くなりがちなので、一定資金用意したうえで住宅購入を検討するのがおすすめです。

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