新築一戸建てをRC造で建てるメリット・デメリットについて解説!

公開日:2022/02/15  最終更新日:2022/02/21


RC造って聞いたことあるでしょうか。建物の工法の一つで、マンションによく使われているものです。これ、英語の略語を使っているのでわかりづらいですが、要は「鉄筋コンクリート造」のことなのです。これなら、みなさんピンと来るのではないでしょうか。そんなRC造のメリット・デメリットについて説明しますよ。

RC住宅の特徴

そもそも鉄筋コンクリート造というのは、鉄筋造、コンクリート造の二つの構造を組み合わせたものなのです。なぜ組み合わせたのかといえば、それぞれの持つ強みをドッキングさせて、より強い構造を実現できるからなのです。鉄筋造は、横から引っ張られる力に強く、上からの圧力に弱いものとなります。

対してコンクリート造は、上からの力には強いですが、横から引っ張られるのには弱いのです。つまり鉄筋コンクリート造であれば、横から上から、どちらの力にも負けることがないということになります。冒頭にも述べたとおり、マンションなどの大きな建物に使われることが多かったRC造ですが、昨今では一軒家にも使われるようになっています。いったいどういったところが魅力で、一戸建てにRC造を使っているのでしょうか。

新築一戸建てをRC造で建てるメリット

横から上から、どちらからの衝撃にも強いということで、まずRC造は地震や台風に強い造りとなっています。天災の影響を身近に感じる昨今、安心して暮らすためには必要な措置です。大きなビルにも使われている構造となると、倒壊の危険性は考えづらく、信頼が置けることは明らかでしょう。それどころかちょっとしたヒビなども入りづらい強固な構造となるため、補修の手間も省けますよ。

そのほか、火にも強いのがRC造です。火災が起きてから1時間は倒壊しないため、充分に建物外に逃げることができます。これは、建築基準法でも耐火性の高い建物として認められているほどです。さらに、コンクリートは燃えない素材なので、火事によって出てくる煙の量が少ないのです。木材だとよく燃えるため煙もたくさん出て、一酸化炭素中毒の危険性もぐっと高くなります。火災のことを考えても、RC造は安全といえるのです。

さて、安全性以外のメリットでいえば、遮音性が高いという点も挙げられます。重い素材であるコンクリートを流し込んでいる構造のため、気密性ばっちりで振動も伝わりづらく、外の騒音が家の中に入ってきづらいのです。室内の音も、外に漏れづらいですよ。マンションに使われている構造と考えると、遮音性は高いはずですよね。気密性は、断熱性にも通じているので、一年を通して室内の気温を外に逃がさない効果がありますよ。

機能性だけではなく、デザイン性でも文句はありません。木造の家で考えてみると、住宅の造りを強固にするため、柱をたくさん建てる必要があります。そのため部屋の真ん中に柱ができてしまったり、間取りも自由に取れなかったり、不便さが出てくるわけです。

RC造は真ん中に柱を置かずとも、しっかり強い家を作ることができます。好きなように部屋を作れ、デザインも思うがままです。このように、安全性・機能性・デザイン性で引けを取らないRC造、かなり便利だと理解していただけたのではないでしょうか。

新築一戸建てをRC造で建てるデメリット

そんな完全無欠に見えるRC造にも、弱い点はあります。まずは、重いということです。「家を持ち運ぶわけでもないのに、なんの問題が?」と思うかもしれませんが、これは地盤に影響をおよぼしかねません。弱い地盤のところにRC造の家を建てると、地盤沈下や液状化を引き起こしてしまうことがあるのです。建てられないというわけではなく、基礎工事さえすれば地盤関係なく建設できるのですが、その分工事費用が高くなるということは覚えておいてください。

また、そもそもRC造自体の建築費用が高いという難点もあります。もともと組み立てておけるような素材ではないため、工期も人件費もかかります。木造の1.52倍は覚悟しておいてください。

さらに、耐久性がよいというのはメリットで紹介しましたが、それゆえに取り壊しが難しく、その費用も高いのです。建て替えしようとか、壁を取ろうとか、増築しようとか、そういうことをする可能性が将来あるのなら、RC造はおすすめできません。

費用以外でいえば、結露しやすいという問題もあります。コンクリートは水分を含んだ素材であり、工事後数年間はその水分が残ってしまっています。そのため結露が起こりやすく、カビ発生にまでつながってしまうのです。そうならないためには効率のよい換気・除湿を行うなど、工夫が必要になります。こうした気遣いが面倒だと感じる人には、RC造はあまりおすすめできません。

 

RC造は確かに多様な機能を持ちつつ、強くて長持ちする構造ではありますが、建築費用は高く、その他でもコストがかかる可能性があります。出費と強さのバランス、そして今後の家の構想、住もうと考えている土地の情報なども視野に入れて選べるとよいですね。

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