大手ハウスメーカーの展示場に行くときのチェックポイントをご紹介!
家の購入を考え始めたら、訪れたいのがハウスメーカーの展示場です。住宅に関する疑問を解消したり、プランをより具体化したりするのにも、欠かせないステップですよね。そんな住宅展示場、何も準備せずに行こうと思っている方、少々お待ちください。実は展示場に行く際のポイントというのがあるのです。ぜひ一緒にチェックしましょう。
大手ハウスメーカー展示場に行く前のポイント
ハウスメーカーに行く前は、まず情報収集はマストです。「とりあえず行ってみる」という姿勢では時間が無為に過ぎてしまいます。住宅に関するある程度の知識は入れて置くとよいでしょう。ある程度というのは、住宅メーカーのカタログを読んでおくくらいで大丈夫です。
ただ、カタログは複数メーカーから取り寄せるのがおすすめです。各メーカーでの強みは異なるため、比べながら読んでいくと違いが明確でわかりやすいですよ。こうして情報収集していくと取り入れたい設備などがわかり、自分の理想とする家がだんだん頭の中でできあがってきます。
ここまで来たら、次のステップです。カタログではわかりにくいところ、もっとよく知りたい箇所を書き出していきます。こうすれば、展示場でも効率よく見ていくことができます。あとは、実際に見に行く展示場を決めるだけです。もし建設予定地が決まっているのであれば、その近くの住宅展示場にしましょう。地域に合った住宅プランをすすめているうえ、場所ごとに条例や規制は異なるからです。
ちなみに一日で回るモデルハウスは、3軒くらいがベストです。担当者と話して諸々質問していると、1軒あたり1時間以上はかかります。後半疲れてちゃんとチェックできなかった、なんてことにならないよう、多くて4軒を目安にしておきましょう。スケジュールどおりに進めたい場合には、モデルハウス見学は予約しておくことをおすすめします。
大手ハウスメーカー展示場に行ってからのチェックポイント
さて、ハウスメーカー展示場へやってきました。リストアップしていた点についてはもちろん、展示場に来たからこそわかる点をどんどん見ていきましょう。
まずは、サイズ感です。天井の高さや収納の大きさ、台所の高さなど、チェックしていきます。大きさは、たとえば「1m52cmです」などと数字でいわれて、メジャーを引っ張ってみても、体感するのは難しいものです。数字で理解するのではなく、実際に見て「大きいな」「低いな」などと自分で感想を持つことが大切ですよ。
サイズ感が分かったら、今度は動線を確認しましょう。住宅展示場にある家は、普通の住宅と同じような作りになっています。そこで、なるべくリアルな生活に近い動きをしてみるのです。そうすると、部屋や家具の配置が自ずと決まってきますよ。
住宅のこと以外では、営業担当者についても感想を持てるとよいです。というのも、もし住宅をそのメーカーで作るとなったら、その担当者と1年ほど付き合っていくこととなります。やりづらい人だとコミュニケーションも疎かになり、よい結果を生みづらいものです。営業担当に対してなにか疑問に思ったら、その感覚は大事にしましょう。
展示場に行った際、多くの人が価格のギャップに驚く
いざ展示場に行ってみると、もしかしたら値段の高さにびっくりするかもしれません。考えていた相場と違ったがゆえに、「勉強不足だったのかな」と思ってしまいがちですが、そうではありません。
実は住宅展示場は価格が高く設定されているのです。展示場に出店するのは、結構なお金がかかります。通常通りの価格設定で住宅を売り出してしまうと、採算が合わないという状況に陥るのです。そのために、坪単価を上げて出店をしているわけです。そのため、展示場の値段がすべてだとは思わずに見ていくとよいですね。
展示場見学が終わったらやるべきこと
展示場を見て帰ってきた後も、やってもらいたいことがあります。それは情報の整理です。一日に数軒見ていると、大切なポイントも忘れていってしまいます。見たばかりのハウスメーカーに対する感想の方が鮮明で、先週見たメーカーとの比較がうまくできないものです。
そこで、自分が仕入れてきた情報やそれについてどう思ったかなど、資料にコメントを残しておくことが大切です。写真もあると、思い出しやすいですよ。また、住宅にかけるお金について、再度話し合うことをおすすめします。
展示場で営業の人にいろいろすすめられると、考えていた予算を越えてしまっても「まあいいか…」なんて流されてしまいがちです。予算のリミットはどこか、家族で共通認識を持っておきましょう。頭金やローンの返済計画なども、この時に明確にしておきます。住宅購入の決定的なスタートをきるのに、重要な一歩ですよ。
住宅展示場に行くのは骨が折れる過程ではありますが、直に家や住宅設備を見て湧いてくるイメージ・疑問もたくさんありますよね。より意義のある展示場見学にするためにも、知識やチェックポイントは事前に押さえて行きましょう。妥協せず、よい暮らしづくりを展示場からスタートさせてください。