新築一戸建ての購入費用を安く抑えるテクニックを大公開!
住宅を買うのは、いつだって高い買い物です。このためにコツコツお金を貯めて、支出を減らしているという人はたくさんいるでしょう。だからこそ、その購入費用がちょっとでも抑えられたらとても楽になりますよね。そんなテクニックをみなさんにもお教えします。反対に、ケチってはいけないところについても解説しますよ。
新築一戸建ての購入費用の目安
テクニックを見ていく前に、住宅一軒の購入について目安の費用を把握しておきましょう。「物件価格が費用なのでは?」と思った方、残念ですが実はもうちょっとかかります。土地も買っているかどうか、ローンを組んでいるかどうかにもよりますが、諸々の手続きにお金がかかるのです。
たとえば土地を買っている場合には売買契約書を、ローンを組んでいる場合にはローン契約書を作成するわけですが、それには印紙税がかかってきます。どちらもだいたい2万円以上は絶対にかかると思っておきましょう。他にも諸々税金がかかり、不動産会社が仲介すれば仲介手数料、司法書士に代行してもらえばその費用、ローンを組めば火災保険にも入らなければいけないなど、細々とした支出があります。
3,000万円の物件を購入したとして、2,500万円の借り入れをするとなれば、概算ではありますが200万円を越える費用がかかってきます。物件の費用だけを目標にお金を貯めてきた人にとっては、衝撃の出費です。予算として、ここまで予測しておきましょう。
新築一戸建ての購入費用を安く抑えるテクニック
次はいよいよ本題の、新築一戸建ての購入費用を抑えるテクニックの紹介です。複数あるので、自分の家でできそうなものを検討してみましょう。
■シンプルにする
壁・床・屋根について、なるべく真っすぐを意識すると費用が安くなります。たとえば壁がぼこっと出ているところがあると、その分総面積が大きくなりますよね。そうなると、下地や壁紙も余計に必要です。屋根でいえば、高さにばらつきがあると足場の数も多くなるため、やはり費用がかかってきます。
間取りでも同じことがいえます。部屋を増やすと、その分壁もドアも作ってコストがかかるでしょう。オリジナリティを求めたい人もいると思いますが、費用を抑えるにはなるべくすっきりした家を目指すとよいです。
■まとめる
シンプルにすることと通ずる点でもありますが、同じ設備・用途のものをまとめるのもコストダウンにつながります。たとえば水回りです。キッチンやお風呂などが家の中で点在するようにあると、水道管の配置が複雑になってしまうのです。そうなると工事費が高くなるため、同じフロアに水を使う設備をまとめるのがよいでしょう。
また、収納スペースもまとめて大きく作るほうが、節約になります。キッチンに食品庫、寝室にクローゼットなどと分けていると、設置する棚・扉の数が多くなるからです。これまで使っていた収納家具をそのまま持っていくのも検討の価値アリです。
■自分で揃える
住宅メーカーに全部お願いできればそれは楽ですが、自分で買えるものは揃えておくと、かなりコストカットできます。エアコンなどがよい例です。これは家の中でも何台か設置するものなので、まとめて購入して割引してもらうのも手です。家電量販店で買えば、ポイントも貯まってかなりお得ですね。
また照明も、メーカーの手を借りずに用意できます。天井に埋め込むタイプ・ダウンライトだとそういうわけにはいきませんが、シーリングライトであれば簡単です。エアコンと同じように家電量販店でもよいうえ、気に入ったデザインがなければインテリアショップに行くとすてきなものが見つかりますよ。
費用は削減しつつ、デザイン性もこだわれますね。その他、窓をよくある規格にしておくと、カーテンは市販のものを利用できます。オーダーメイドだと非常に高くつくため、ここも大幅な節約になります。
コストカットのし過ぎは住み心地の悪さの原因にも
いろいろテクニックを紹介しましたが、すべてにおいてケチケチしてしまうのも危険です。お金をかけたほうがよい箇所は、しっかりかけなければいけません。たとえば、断熱材です。性能のよくないものを入れると、結局冬寒くて、暖房代が高くついてしまいます。それならば、最初に気密性が高くて長持ちする断熱材を入れておいたほうがよいですよね。
また、家の安全につながるところは、出費を渋ってはいけません。自分や家族の命に関わるので、耐震性・防火性など、値が張っても効果を高められる建材を選びましょう。セキュリティ面も同様で、侵入されにくいドア・窓・鍵の取り付けをおすすめします。不安に感じながら暮らすのではなく、設備投資した信頼できる家で、リラックスして過ごしてくださいね。
物件価格以外にも、意外とお金がかかってくるものです。自分の家を建てるとなると、いろいろこだわりたくなって、また費用がかさんできます。自分の中で優先度が低いところは、なるべくコストカットしていけるとよいですね。紹介したテクニック、ぜひ取り入れてみてください。